S600レストア日記(2013年1月〜4月)




2011年6月〜9月 

2011年10月〜12月 

2012年1月〜 

2013年1月
1/7  1/8  1/9 

2013年2月
2/6  2/7  2/8  2/9
2/11  2/12  2/13  2/14
2/18  2/19  2/20  2/22  2/23
2/24  2/25  2/26 

2013年3月
3/1  3/2
3/3  3/4  3/5  3/7  3/8  3/9
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3/31 

2013年4月
4/1  4/2  4/3  4/4  4/5  4/6
4/7  4/8  4/9  4/10  4/11  4/12
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4/21  4/22  4/23  4/24  4/25  4/26  4/27
4/28  4/29  4/30 

2013年5月〜 




 (1月7日)やっと重い腰を上げて作業を開始しました!。まずマフラーを外した。そしてプロペラシャフトの接続を外します。エンジンマウントやミッションマウントの固定を外し、ロープをかけてチェーンブロックでつり上げました。ミッションが抜けやすい様にリアをジャッキアップ。その状態で車体を少し後ろへ手押し!。エンジン&MTが出たらリアのジャッキを降ろして車体を更に後ろへ移動。無事にエンジンが降りました〜。載せる時の方が大変そうです(笑)。よし!エンジンのオーバーホールを頑張るぞ!


 (1月8日)エンジンとミッションを分離しました。ミッションはエンジンルームから見えていた手の届く部分しか掃除していなかったので、底面や後部の油汚れやシャーシブラックをお掃除中です。なかなか綺麗になりませんねぇ・・・


 (1月9日)引き続きミッションのお掃除。そこそこ綺麗になってきたかな。


 (2月6日)ニューイヤーミーティングの準備やステップバンばかりいじってましたが、作業再開です。ミッション磨きを進めてみました。


 (2月7日)ジャンクな中古ピストンを入手しました。まだエンジンを開けてないからピストンサイズも判らないしリングがダメかも判らないですが(^_^;)。安価だったのでオブジェにしても良い位の気持ちで購入です。そしてミッション磨き、だんだんと欲が出てきて一度磨いた部分をまた磨きなおしてます・・・。


 (2月8日)ミッションのクラッチ側の掃除。レリーズベアリングは交換が必要そうです。オイルシールも換えておきたいなぁ。


 (2月9日)プロペラシャフト側の掃除。ネバネバのグリスの様な汚れが凄いです。なんとか綺麗になりました。こちら側のオイルシールも換えておきたいなぁ。1/8の画像と比べると綺麗になったのが良く判ります(^^)。これでミッションお掃除は終了です。次回からはエンジンの方の作業に取りかかります!


 (2月11日)本日からはエンジンの分解作業開始です!。クラッチカバーを外しクラッチ板やフライホイールを外しました。クラッチ板を見ると厚みはタップリですがスリットが無いので交換時期なのかな?!と思ったのですがY!などで見かける新品の画像を見るとスリットが無いので、これはこのまま使えそうです〜。エキマニを外して観察すると4番の部分にクラックを発見。光にかざすと・・・穴が開いてますねぇ。運転してて、いつも排気ガス臭かったのは、これの影響も有りそうです。続いてウォーターチョークプレートをチェックしてみました。思っていたよりも形があるなぁ〜と思ったらFRP製?!みたいなモノが付いています。前オーナーが購入したこの車のお店が「ジャッキー」というお店だったと思うのでFRPが得意という事を聞いた事があるので、そのお店で装着された部品かもしれません。ここはアルミかステンレスで作成してステンレスボルトで固定しようと思います。ヘッドカバーを外してカムの状態をチェック。自分のステップバンのカムよりも綺麗かも〜。タペットクリアランスは基準値0.18〜0.22ですが、0.1は全部に入りましたが0.2が入ったのは3カ所だけでした。エンジン不調の原因がバルブかな?!と思っているのですが、これくらいの事じゃ、原因はバルブとは違うかもしれません・・・。ヘッドボルトや細かなナットを外してヘッドを分離しようとしましたが、強く張り付いていてなかなか外れません。今日はココまで〜


 (2月12日)今日は「首つりの刑」を行いました。エンジンのヘッドにロープを巻き付けてチェーンブロックで吊して、ゴムハンやプラハンで分離部分に刺激を与え続けました。少し出来た隙間からCRC556を吹き込んでひたすら攻撃。しかし4番シリンダー付近が固着している様で分離出来ませんでした。ノックピンが錆で固着してるのかなぁ・・・。Sのエンジンの難関作業であるとは噂には聞いていましたが手強いです。


 (2月13日)数時間頑張りましたが、ヘッドが外れません(^_^;)。0.1mm位は進んだかな(笑)。今日はディスクブレーキセパレーターをテンションを掛けた状態で終了。


 (2月14日)数時間頑張りましたが、ヘッドが外れません(^_^;)。


 (2月18日)この日も数時間頑張りましたが、ヘッドが外れません(^_^;)。


 (2月19日)外れない事に嫌気がさしてきましたが、1カ所のノックピンが固着しているだけなのは判っているのでファイトです!。ヘッドガスケットを少し切り裂いてノックピンが見える状態になったので、この数日CRC556攻撃をしていました。それでも動く気配は無し・・・。ディスクブレーキセパレーターを入れた状態で間に適当な鉄ブロックを突っ込んでから鉄板をくさびの様に打ち込みました・・・・少しずつヘッドが上がったので、くさびなどの厚みを少しづつ分厚くしてると無事にヘッドが分離出来ました〜\(^_^)/。ヘッドのバルブを見るとINは油ギッシュでOUTは白くカサカサ。ピストンは綺麗な方ですね。寸法は正確には測れていませんがスタンダードサイズっぽいです。フロントカバーを外して本日終了〜。やっと前進しました。


 (2月20日)セルスターターのチェーン機構を外しました。続いてクランクリアカバーを外しオイルパンも外しました。オイルポンプのメッシュフィルターにはゴミがタップリと付着。メッシュの面積的には問題は無かったと思われます。オイルポンプを外してアンダークランクケースを外します。やっとクランクがお目見えです。クランクをチェーンブロックで吊り上げてピストンを見れる状態になりました。ピストンサイズはノギスで計ったところスタンダードっぽいです。でも基準値以上に摩耗してる感じ。ピストンリングは4ピストン共に折れもなく張りも良い感じなんですがねぇ。2/7に購入した予備の中古ピストンはスタンダードのサイズと比べると0.5オーバーサイズだった模様。それほど白煙が酷かったわけではないので、このままピストン関係は再利用しようかな。クランクは分解しないのでこのまま新聞紙にくるんで洗浄もしない予定です。さてスリーブを抜けば全バラ完了なのですが、硬そう・・・。以前に外されたみたいで、スリーブの下端は数カ所欠けてました(^_^;)。


 (2月22日)アンダークランクケースを洗ってみました。初めにオイルポンプを外そうとしたのですがパッキンに液ガスではなく接着剤の様なモノを併用して取り付けられていたので外れずローターだけを外して軸は残ったままで洗浄です(T_T)。サンエスの洗浄剤の水風呂に入浴して頂きました。やはり寒いのでお湯でないと汚れは落ちない感じ・・・。結局、MTの時と同じく洗浄剤は使わず手作業でゴシゴシと磨きました。掃除したゴミの粉をしっかり洗わないといけませんねぇ〜


 (2月23日)アッパークランクケースからスリーブを抜きました。ラッキーな事に、6mmボルトを締め込むだけで簡単に外れてくれました〜。水垢や錆は問題になる様なモノは目立ってはありませんでした。次にカムチェーンのガイドローラーや遠心オイルフィルターを外しました。そしてスクレッパで外側の汚れをおおざっぱに落として洗浄剤へ。寒くてやはり全然落ちません。ひたすらゴシゴシ掃除・・・・。片面だけで時間切れ。まだまだ洗うものがいっぱいあるなぁ・・・


 (2月24日)バルブスプリングコンプレッサーを追加購入。今まで使ってたやつはエアーでバルブを上げておいてヘッドを降ろさなくても使えるタイプのだったのですが、Sはバルブリフターのスリーブの関係から使うのが難しそうなので一般的なタイプを買ってみました。


 (2月25日)アンダークランクケースの外面の掃除がほぼ終わったので内面のオイル汚れを浸け置きしてはブラシで擦る作業をしています。温度が低いのでやはりダメです。全部のパーツが内面のオイル汚れを落とすレベルになったら綺麗な洗浄剤を熱湯で作りなおして作業かな・・・。アッパークランクケースの外面の掃除も大体終了〜。フロントカバーを掃除し始めたとこでタイムアップ。


 (2月26日)スリーブのお掃除。ラジエター液と触れる所の錆をワイヤーブラシで有る程度落としました。もちろん下部のOリングは再利用は不可ですね。Oリング部は液体ガスケットを併用してありました。エンジンマウントステーやオルタネーターステーのギトギト油汚れを落として洗浄剤に浸け置き。ヘッドカバーなど他の部品もお掃除開始してます。


 (3月1日)ヘッドカバーに付いているフューエルポンプのコンタクトブレーカーを分解。パッキンが悪いのかオイルシールが悪いのかオイルでギトギトです。おまけにリード線は見かけだけで内部では繋がっていませんでした。ヘッドカバーの表裏をお掃除。タコメーターギアを観察すると欠けている部分があります・・・大丈夫なのか・・・(^_^;)


 (3月2日)遠心オイルフィルターことメーンオイルフィルターを分解清掃しました。プラス頭の皿ビスは硬くて、ショックハンマー等で力業で外すのが一般的ですが、Sのエンジンオーバーホールの先駆者の方々の方法ではネジ頭をドリルでさらって分解し、後でロッキングプライヤーでネジ部を回し外すってのが定番の模様。その方法で無事に分解出来ました。フィルター内は予想していた様な大きな汚れは有りませんでした。それでも小さじ半分くらいのスラッジは取れたかな・・・。オイルパンの底、大きな破片等はなくスラッジが堆積してました。その他、簡単に掃除出来そうなモノを掃除して本日終了。あとはヘッド部です!


 (3月3日)オイルパンのパッキン。ゴムがまだ柔らかいので再利用出来るか?!と思って液体ガスケットを綺麗にお掃除。続いてヘッド。カムを再び装着しクリアランスを測定しました。IN0.20-0.15-0.15-0.15、OUT0.23-0.30-0.30-0.30でした。基準値は0.20+-0.02です。カーボンが噛んでるのかシムが磨り減ってるのか・・・。カムを外して燃焼室に灯油を入れて密閉度を検証。8バルブ中、4バルブで漏れが有りました。ダメですね(^_^;)。バルブを外すと・・・ガイドとバルブのクリアランスはガタガタでした。手で揺れをカタカタを感じれるくらい。ガイドの打ち変えとシートの研磨か打ち変えが必要となりそうです。不調の原因はココと思って良いかもしれません。原因が解って嬉しい半面、諭吉が(T_T)。4番の水路には先駆者の方々の写真で見てた様なお決まりのゴミが詰まってました。


 (3月4日)昨日に外したバルブをお掃除してみました。ドリルにくわえさせて掃除していると綺麗になってウキウキだったのですが、数本目を回すと・・・ブレてる(T_T)。2番の排気バルブが曲がってました・・・。何か考えなくてはいけません。ヘッドケースを軽くお掃除。燃焼室のカーボンをお掃除してると、またまたイヤなモノが・・・。3番と4番の燃焼室は何かでこじった様な跡がいっぱいあります。4番に至っては、ヘッドガスケットのリング部が面する様な場所に(T_T)。外したヘッドガスケットのリングを見ると、この位置が少し膨らんでいました。抜けてなかったみたいですがイヤな感じ。今度使うヘッドガスケットを当てがってみて確認が必要そうです。バルブガイドはアウト側だけの打ち替えで行けないかなぁ?!と検討中。


 (3月5日)今日もヘッドのお掃除。カム周りのオイル溜まりの部分にはカーボンの混じったドロドロなオイルが何カ所か溜まってました。ブレクリと歯ブラシで綺麗に取り除けました。全体的にオイル焼けした様な色ですが、どうやらリアのトレーリングアームチェーンケースと同様にエポキシで精度の悪いアルミ鋳造物からオイルが漏れない様にしている感じです(気のせい)。この茶ばみは無理に落とさない事にします。外側は、砂型鋳造なのか腰下と違って表面がザラザラしていて汚れを落としても綺麗な肌にはなりません・・・。これくらいのお掃除で妥協かな〜。うーん、それにしてもインマニが外れない・・・。無理に外すと割れるって話なので、このままでもいいのですが、バルブガイドの加工などに出すとなると外さないと作業台にきちんと載せられないと思われます・・・。


 (3月7日)ヘッドとバルブをステップバンに積み込んで加工屋さんへ行ってみました。目的は概算の費用を知る為。仮に排気側の新品バルブを用意してから加工の依頼を出した場合、「EXガイド作成入替×4・バルブシートカット×8・バルブ摺り合わせ×8・INバルブフェース面出し×4」という事でした。結構な人数の諭吉さん(^_^;)。とりあえず退散してきました〜。エンジンブロックの大まかな掃除が終わってきたので、そろそろ新しく洗浄剤を作って洗い直そうかな〜


 (3月8日)1年半前に作成した水回りやデスビ等のパッキンの型紙を引っ張り出してきて切り出しました。まだまだパッキンは作らないといけないので型を取りまくりました。シリンダースリーブパッキンの型どりが一番大変でした。スタッドボルトを外さずに付けたままにしているので紙を当てにくい・・・そこでヘッド側のスタッド穴を先に移しとって穴を開けた紙を用意しシリンダーブロック側に装着。そして型どりしました〜。良い感じに出来ました。ヘッドのウォーターチョークプレートですが、端から腐食しているのが気になったので再作成の為に外しました。固定ボルト4本のうち2本だけ普通に外れましたがあとの2本は頭が折れてしまいました。折れネジ取りに苦労しそう・・・。プレートの素材ですが以前、色を見て「誰かが作ったFRPかも?!」と言ってましたが、錆色に染まってただけで純正のアルミでした。


 (3月9日)ウォーターチョークプレート。純正は厚みが1.2mmっぽいです。強化仕様と言う事で(手持ちの素材の在庫の関係(笑))2mmのアルミ板から切り出しました。あとは穴を開けるだけ。水路の穴が8カ所開いているのですが、場所によって微妙に穴のサイズを変えて各気筒への水量を制御してるみたいです。あと、昨日パッキンの型を使ってパッキンを切り出しました。水回りや厚みの影響が出なさそうなとこは0.8mm厚のパッキンで作ってます。それ以外は今の所0.5mm厚です。オイルポンプとシリンダースリーブガスケットは0.3mmかな・・・切りだし素材を買わねば〜


 (3月10日)昨夜に作ったウォーターチョークプレート。穴開けをしました。シリンダーヘッド側の折れネジ2カ所を治してから仮装着。良い感じです〜。続いてポンチでガスケットパッキンの穴開けを開始。一気に叩くとガスケットがシワになって割れる様に破けちゃうので6角形の面を切る様な感じで何回にも分けて叩いて打ち抜きました。スターターのプーリーですが中に入っている3カ所の押し出しスプリングのうち1カ所は中に詰まったままですので摘出を試みましたが・・・取れません。2個の押さえしか生きていないまま乗ってますが・・・今後もこのままかな(^_^;)


 (3月12日)ウォーターポンプからの微少な水漏れを確認していたのでオーバーホールの為に分解です。しかし・・・1年半前に組んだ時の液体ガスケットが強固に張り付いていて蓋が開きません(T_T)。予備のウォーターポンプを引っ張り出してきて蓋を開けるとパカッといとも簡単に開きました。内部構造を見ても引っかかる様な所はないので液体ガスケットの張り付きと思われます。どうやって剥がそうか・・・。予備の方をオーバーホールしちゃうか?!


 (3月13日)エンジンが降りているうちにエンジンルームの塗装を行う予定なので、ちょこちょこと補記類を外し始めてます。左側はスッキリしました。


 (3月15日)ヘッドのポートを少しお掃除してみましたがあまり綺麗になりません。やっぱ暖かい洗浄液を作ろっと。ウォーターポンプ、やはり使用中のが分解出来ません(T_T)。予備のを使うかもしれないので綺麗にお掃除。おそらく39年の初期型エンジンに装着されていたウォーターポンプです。表面が砂型で手作り感が満載です(笑)。オイルのメーンフィルタを組み立てる為に皿ネジを買ってきたので仮組をしてみました。内部のプレートを押さえる為に0.3mmほどのパッキンかOリングが必要そうです。


 (3月16日)アッパークランクケースのお掃除。古いガスケットを剥がしたりスタッドボルトの錆を落としたり外観の磨き残しを掃除したり・・・


 (3月17日)ブレーキマスター、クラッチマスター、燃料ポンプ、燃料フィルター、グリル、バンパー、ボンネットキャッチ、ヒーター、メーターワイヤー、チョークケーブルなどを外しました。うーん、この車体やっぱ右前に修復歴が有るなぁ〜。フレームや足回りは問題無いんだけど、ボディをヘタな板金屋さんが外側は綺麗に内側は適当って感じで治してる・・・。ぼこぼこに波打ったインナーパネルをどうしようか・・・パテで平面を出して綺麗な鉄板風に見せようかなぁ〜


 (3月18日)貧乏自家製切りだしパッキン。シリンダースリーブパッキンを切り出しました。これでエンジンを組む時に必要なパッキンが揃いました〜。ヘッドガスケットは入手してある純正新品を使用。


 (3月19日)コンプレッサーのエアホースを新調しました。数年前にクーラー装着時にコンプレッサーを利用するバキュームを稼働させた時にホースが何カ所かはち切れていました。12年も使ってたから耐年数ですね。ホース表面もカビカビです。以前の10mでは足らないので今回は20mを新調。エンジンブロックなどを洗浄をするケースが小さくて洗い辛かったので少し大きめなのに更新。新しく洗浄液を作って各部品の仕上げ洗いを行いました。エアーダスターでしっかりブローして今日は終了。まだまだ仕上げ洗いするモノがあります・・・


 (3月20日)今日は写真無しですm(_ _)m。ヘッドカバーに有る燃料ポンプ用ポイントケース装着部の古いガスケットの除去。純正厚は0.5mmでした。ヘッドのウォーターチョークプレート部の蓋の古いガスケットを除去。こちらは0.8mmでした。予想していた通り基本はオイル関係は0.5mmガスケットで水回りは0.8mmという感じなんですかね(一部除く)。


 (3月21日)部品の洗浄です。これでキリが付いたかな・・・・


 (3月22日)メインオイルフィルターを組み立てました。パーツリストでは大きな2.4厚のOリングがパッキンで入ってる見たいですが分解時にOリングが入っていた様な形跡は有りませんでした。また空間的に0.3mm位しかパッキンのスペースが無かったので0.3mm厚で作ったパッキンを組み込んで組み立てました。ネジはロックタイトを塗布してOK!。オイルパンの汚い塗装を剥離して、凹みや接合面の歪みを板金しました。クラッチ関係は洗浄剤に漬けずにブレーキクリーナーとウエスで簡単にお掃除。ボルト類の洗浄を始めました。各所毎に袋に入れて管理しています。鍋で洗浄剤の温度を上げてザルの中でブラッシングです。洗い終わったら新しい袋に入れ直して再び保管。ユニクロの再メッキに出そうと思っていたのですがいつもの出すメッキ屋さんが2012/12で廃業されている模様(T_T)。どうしよ・・・・。カムチェーンの長さをチェックしてみました・・・・・基準値912.332mmで限度が917.0mmなんですが920.0mm程の長さでした(T_T)これは交換しなくちゃいけないかな?!昨日に色々と部品を発注したので、これも頼めばよかった〜まだ間に合うか?!うーむ。


 (3月24日)先日のボルト類、再メッキせずにいける分を数える為に各所のボルトナットなどの数を数えました。ワッシャーとスプリングワッシャーとナットは一般的なものでなんとかなりそうかな・・・。再メッキしたいのはボルト約50本、エンジンステー4個、オイルパンかな・・・・


 (3月26日)シリンダースリーブの上面と下面の古ガスケットを除去しオイルストーンで均しました。シリンダー内面は摩耗でツルツルなんで、ホーニングツールをドリルに付けてスロー回転で素早く上下に運動させてクロスハッチを作りました。やりすぎるとオイル上がりになるので、見てもやったか判らない位にしときました。加工後に洗浄したのですが、よくよく確認すると、シリンダー内面・・・・長期不動期間があったのか、結構気になる錆クレーターが1番と4番にありました。オーバーサイズピストン入手とボーリングをするとプラス11万って所か・・・貧乏人には無理だ(T_T)。続いてエキパイの錆び落とし。そして穴が開いている箇所は1カ所だと思ってたら3カ所確認出来た(^_^;)。まだあるかもしれない・・・


 (3月27日)工具屋ストレートさんへ買い出しです。洗浄剤が無くなったので入手。それとS6のエンジンのウォーターポンプの取り付け部のネジが2カ所なめているのでリコイルを買ってきました。今までは高いからY!で買おうかと思っていたのですがストレートさんの新製品でフルセットなのに凄く低価格で売ってました。2月頭に入手している0.5オーバーサイズのピストンが使えるかどうかを確認する為に洗浄です。リングが折れていたりするのですがピストンが5個あるので上手く足らない分を補ってギリギリで4個が出来そうです。うーん。でも中古なんですよねぇ〜。昨日のシリンダーの錆跡を見なかった事にするか迷います。Sの専門店から注文していた品が届きました〜。5諭吉分(T_T)。早速、排気バルブを確認です。傘の面にマイナスの凹みが無くてスッキリしてて良いですね〜。今回のバルブのステム径は6.4mm。今までのは6.0mm。実は手持ちのパーツリストは3種類持っているのですが最終と思われる英語版のを見ているとエンジンの前期と後期でEXバルブの部品番号が違い、ステム径が6.0mmから6.4mmに太くなっています。だからショップさんで扱われている品が6.4mmだったみたいです。そして僕のエンジン・・・後期です(笑)。なぜ6.0mmのEXバルブが使われていたかは不明です。後期になって2台目位のエンジン番号だったから、当時から?!なんて思ったりもしましたが、エンジンの怪しい作業のオーバーホール歴からして前作業者が適当に組み込んだんでしょう(^_^;)。で、バルブをガイドに入れてみると、ガタが劇的に少なくなりました!あたりまえ(笑)。IN側のガタを加工やさんが「まぁなんとか使える範囲かな」と言っていたのですが、それよりもガタは少ないのです。これはガイド作成や打ち変えを免れることができるかもしれません。シートカットと摺り合わせとINバルブのフェース研磨を依頼する感じで行こうかな!


 (3月28日)S600を入手してすぐの頃に旧車仲間の板金屋さんで当時のS600の「アイボリーホワイト」とS600クーペの「ローヤルレッド」の調合を調べて頂き色見本を頂いていました。エンジンルームを塗るに当たって「アイボリーホワイト」の発注をお願いしました。エンジンルームを塗るだけの量で良かったのですが4kgの話になりそうなので今年中に全塗装って事になるかも・・・(^_^;)。足車にS6のエンジンヘッドやバルブ一式を積み込み加工屋さんへ持ち込んできました。バルブとガイドのクリアランスは基準値は超えてますがマニュアル記載の修正限度(交換限度)にはギリギリ収まってるのでは?!という判断を頂き、シートカットと摺り合わせとINバルブフェース研磨を依頼してきました。仕上がりが楽しみです。ひそかに昨日にエキパイを溶接職人Tさんの所へ持ち込んでおりました。4カ所の穴が塞がり無事に仕上がったとの事で引き上げにお伺いしてきました〜。穴や亀裂がバッチリ埋まってます(^_^)v。ありがとうございましたm(_ _)m。エキパイの引き上げを受け取ると、もれなくサブウーハーが戴けるというキャンペーン中だったのでウーハーも戴いちゃいました〜(笑)。昨年末に貴重なS600のサービスマニュアルとパーツリストをなかよし倶楽部の仲間より譲って頂いていました。表紙が無かったり、劣化で崩れそうな感じだったのでサービスマニュアルにブックカバーを被せ、パーツリストは持っていた2版の表紙をパソコンで加工作成し3版の表紙をブックカバーになるように折りシロ等を作って作成しました。パーツリストの初めと終わりの2ページ分位の白紙ページを折りシロに入れ込んで完成。新品の様に見えます(笑)。パーツリストはツインカムクラブ発行のS500S600S800をまとめたのと、画像の2版と3版、そしてPDFで2版と英語版の5版を持っているのですが、先日のEXバルブの後期の品番が載っているのは英語版の5版だけでした。


 (3月29日)塗装をしようと思って、計量はかりの電源を入れると・・・反応せず。そういえば10年近く電池を替えてないかも(笑)と言う事で単1電池6個を交換して動作OK!手持ちのウレタン塗料から適当なシルバーの缶を引っ張り出して硬化剤を混ぜてシンナーで希釈。そして100均の刷毛でスリーブ、リアカバー、エンジンステーなどを塗りました。ウレタン塗料なんで耐ガソリン性だから安心でしょう〜。※追記:わぁ〜どんくさい僕。チェーンケーススペーサーを塗るの忘れてた(T_T)。急いでゴミ箱の中の調色カップの底の塗料を塗ろうと頑張りましたがティッシュが吸ってたり硬化してて4割ほど塗って終了・・・。また明日はシルバー塗りかな(T_T)。


 (3月30日)昨日の塗り忘れのチェーンケーススペーサーを塗りました。ウレタン塗料10g作成(笑)。続いてエキパイを耐熱ブラックで塗装です。錆色が無くなっただけで気持ちイイですね〜。クランクケース内部のウェットスリーブとの接合面にはOリングが当たるので、その辺りの水垢をお掃除しておきました。それと各ネジ穴のゴミ取りをしたりタップを通したり。リコイルを打つ準備をしていたのですが、舐めているのはヘッド側のウォーターポンプが付く2カ所だけでした(^_^;)。早く帰ってこ〜いヘッド。車体のタイロッドエンドを外しステアリングラックを外しました。これでコテコテな汚れを掃除出来ます。


 (3月31日)ステアリングラックのコテコテ汚れをスクレッパなどで削ぎ落とします。続いて真ん中のグリスの入る部分。S600後期のステアリングラックなので有るのです。その蓋の一部が変形していて気になります。おそらく過去にクランクシャフトプーリーをイジル時に凹ましたのでしょうね。外して板金です。そして3日連続でウレタンシルバーの筆塗り。この蓋を開けた時にパッキンが無かったので「グリスだから?!」なんて思っていたのですがパーツリストを見るとパッキンは存在しているので自作して組み込みました。またボルトにもスプリングワッシャーが入ってなかったので追加。綺麗になりました〜。でもこれがこんなにコテコテって事は、周辺のフレームのコテコテ掃除が思いやられます。


 (4月1日)フロントグリルの後ろにあるホーンのステーが過去の板金による為か鉄片が溶接されていました。今の内に大まかにグラインダーで削っておきました。エンジンルーム下部のフレームを必死にお掃除しました。コテコテ汚れなんでやる気も無くなり程々で終了。そして新聞広告でマスキング。適当に脱脂してシャーシブラックをシューっとスプレー。シャーシブラックは弾きにくいので油汚れが落ちきってない部分も上から封印してくれました(笑)。昨日に仕上げたステアリングラックを元に戻しました。これで車体の前後移動が出来る様に戻りました〜。本当はエンジンルームの白い壁を塗ってからフレームを塗りたかったのですが、ステアリングラックを早く元に戻したかったのでフレームが先になりました。エンジンルームの足付け研磨時にフレームが汚れない様に気を遣わなくてはいけません。あ、タイロッドエンドの割ピンをまだ挿していない事をメモメモ・・・。


 (4月2日)今日の作業はちょっとだけ。キャブのインシュレーターのパッキンを切り出しました。


 (4月3日)ブログのお友達からSのデフやチェーンケース部分のドレンボルトの良品を譲って頂きました。デフOH時にダメなドレンボルトが有ったので、何かのついでで通販ショップさんで買おうかと思っていたのですがなかなか買えずでした。1個1900円程しますので(笑)。25mmネジに17mm頭なんで、当時からかなりの確立で舐めちゃうみたいです。この通販ショップさんのが作ったと思われる品は旋盤で削りだされたんでしょうねぇ〜。手間からして価格も納得です。前回、止めていなかったタイロッドエンドの割ピンを装着。続いてステアリングシャフト接続部のラバーの部品を装着。その横に目をやると痛々しい板金跡ゾーンなんですが、ヘッドライトからの配線が通るべき穴が板金時の鉄板や溶接で埋まってました。穴を開けておきました。続いてエンジンルームをボディ色で塗る前に防錆としてエスコを塗る予定なので、手持ちのエスコが使えるかどうかを確認。OK!。しかしエポキシシンナーが残り僅かなので発注しておきました。エンジンルーム内の錆や塗装のタレを研磨し始めました。前回ブレーキマスター周辺は刷毛塗りで適当なシロを塗ってます。しかし手の届かなかった、その下部はブレーキフルードで塗装がやられてました。スクレッパでガリガリと剥がれます。全体的に新車の様な綺麗な面には出来ないので錆も凸凹も足付け研磨をするだけでエスコで封印かな(^_^;)。


 (4月4日)お花見で、この日の作業は休憩。繁華街に出たのでヲタクショップに恐る恐る入ってクリアのブックカバーを買ってきました。装着。


 (4月5日)加工屋さんから前日にヘッドの仕上がりの連絡を頂いていたので取りに行ってきました。大金を支払って帰宅。綺麗にシートカットされています。摺り合わせも行って貰ったので当たり面幅もバッチリ!早速バルブスプリングなどを組み込みました。そしてシムとリフターを装着。クリアランスは・・・・全てゼロ(笑)。シートカットしてますからね(^_^;)。シムは2.7〜3.0位の厚みで8個有ります。これを地道にオイルストーンで削っていこうと思います。夜なべ作業が出来る様に部屋に持ち込みました。


 (4月6日)昨夜にオイルストーンでシムを1個研磨してみましたが0.01mm削るのに時間が掛かりすぎます・・・。1個のシムを調整するのに半日かかりそうな勢いです。今日はドリルの先にゴム板を貼って地面にペーパーヤスリを置いてシムを押さえつけて回転して研磨してみました。そして2.60mmというシムを1個作ってそのシムを8カ所順番に装着しクリアランスをチェック。(IN)0.16-0.17-0.06-0.00(EX)0.36-0.23-0.23-0.16という具合でした。INの4番がまだまだ薄いシムでないとダメみたいなので2.55mmシムを作成するもまだゼロ・・・。とりあえず0.19〜0.50位の研磨を8枚しなくてはいけない事が算出されました。電気ドリルを使っても1個の調整仕上げに1時間は掛かりそうだなぁ・・・


 (4月7日)旧車仲間の板金屋さんにお願いしていたS600純正のアイボリーホワイトの塗料を受け取ってきました〜。ウレタンシンナーも小分けして頂いてバッチリ準備万端!


 (4月8日)エンジンルームの汚れ落としや錆び落とし・・・・。自分のSがボロすぎてきりがありません(T_T)。もう「見なかった事にして封印作戦」です!。マスキングを開始しました〜


 (4月9日)しっかりとシリコンオフで脱脂をして防錆塗料のエスコを吹き付けました。ガンでは届かない所は筆で塗り塗り・・・・。以前に行われている下手な塗装の垂れがそのままの部分が有ったりして自分は垂れてないのに垂れた様な見栄えの部分が有り(^_^;)。まぁ昨日に嫌気がさしていた汚いエンジンルームも綺麗に見える様になってヤル気がUPしました。続けて本塗装を行おうと思いましたが、エスコがこの季節の気温で次の塗装まで8時間の乾燥時間が必要との事で今日はここまで。余ったエスコでオイルパンも塗っておきました。なかなか進まず長引いているヘッドのシム調整。今までシム厚を計るのにノギスを使っていましたが0.05単位でしか読み取れないのでマイクロメーターが欲しい所ですが、ダイヤルゲージを利用して測定してみました。4/6に2.60mmだと思っていた研磨したシムの厚みは2.62mmでした。なので必要なシムの厚さも0.02変わってくるので計っておいて良かった〜。まだINの4番のシム厚が算出出来ていません。2.32mm厚のシムを作ったのでコレを入れてクリアランスのチェックです。


 (4月10日)昨日作成の2.32mm厚のシムをINの4番に組んでみましたが、まだクリアランスが発生しません・・・。試しにシム無しでリフターだけで組むと0.26mmの隙間が出来ますのでシムで調整が出来る範囲なのは確かです。またまた研磨しなくちゃいけません・・・元々2.85mmのシムなんですけど凄い研磨してますね(汗)。だんだん匠になってきて平面誤差0.01以下です(笑)。今日はエンジンルームの本塗り。しっかりと塗料を攪拌して必要分の塗料と硬化剤やシンナーと混ぜ混ぜして塗装です。ササッと塗って影になる部分は筆で色挿しして完成。マスキングを外していくと・・・2カ所ほどフレームに白いミストが付いてました。また黒を少し塗らなくては・・・。綺麗なエンジンルームになったので更にヤル気UP!


 (4月11日)エンジンルームに室内からワイヤーが何本か有りますが、スロットルワイヤー以外のワイヤー被覆がボロボロだったのでちょっと前に買っておいた熱収縮チューブを被せてみました。見栄えは少し良くなりました〜(^_^)v。エンジンルームに残っていたマスキングを全て外しました。ワイヤーハーネスは所定のルートを走らせました。ブレーキパイプの固定箇所にはチューブを使って挟み込み。コイルやヒューズBOXやレギュレターを装着。エンジンルームらしくなってきました。昨日の塗装ミスト部分も黒を塗って修正完了。


 (4月12日)ヒーターを装着。少し小さめのグロメットを使ってるのでホースを通すのが大変でした。スターターリレーも装着。


 (4月15日)手持ちのシムで少ない研磨で使えそうなEX側を調整。基準値0.20(+-0.02)に対し今の所0.19〜0.21で収まりました。狭くなる事をみこして0.21を目指してみようかな。


 (4月16日)やっとヘッドのシム調整が完了しました。2.85→2.57、2.90→2.57、2.80→2.47、2.85→1.98、3.00→2.77、2.85→2.63、2.80→2.63、2.75→2.57という研磨量でした。総研磨量2.61mmです(笑)。安価な流用シムのお話を頂いていたのですが、電動工具で早く研磨出来る方法に辿り着いたので頑張ってみました。これでエンジンの組み立てがスタート出来ます。今日はメインオイルフィルター、カムチェーン、ガイドローラーをクランクケースに組み込みました。スリーブの装着は液体ガスケット併用でいくのでヘッドを載せる作業まで一気に済ませないとダメなので今日はココまで。


 (4月17日)昨夜にウォーターチョークプレートを装着したのでカバーを装着しました。パッキンを挟みますが、新たに買った液体ガスケットを使い始めます。スリーブの下部にOリングを装着しスリーブガスケットは液ガスを併用し、オイルラインのOリングを忘れない様に各所に配置しスリーブを装着。続いてヘッドガスケットを載せます。水回りには液ガスを併用しておきました。そしてヘッドをドッキング。規定トルクは2.5kgですが3.0kgで締めておきました。エンジンをひっくり返してクランクの挿入です。思っていたよりも簡単に10分程で入りました〜。クランクアンダーケースやクランクリアカバーも装着しました。スターターの歯車やチェーンを装着しフロントカバーも装着です。一気にエンジンらしくなりました(^_^)v。4/14に来京されていたオートマLifeさんにウォーターポンプのリビルトをお願いしていました。あっという間に仕上がって本日到着。いつもお世話になりっぱなしです。ありがとうございましたm(_ _)m


 (4月18日)エスコの塗装までしていたオイルパン。2液ウレタンの黒で塗装しました。面倒だったので筆塗りです(^_^;)


 (4月19日)組み付けグリスを塗ってオイルポンプの組み立てました。自作のパッキンの厚みが分厚すぎないか少し心配です。油圧がちゃんと出るかなぁ〜。オイル吸い上げ部のメッシュカバーは1カ所小さな破れが有るのですが、替えがないのでそのまま再利用しました(^_^;)。入手出来たらオイルパンを外して交換作業が出来る場所ですし・・・・。オイルパンのパッキンも再利用するのでオイルパン側とクランクケース側には液体ガスケットを塗って組み付けました。パーツリストではオイルパンの固定ボルトはボルトのみですがスプリングワッシャーとワッシャーも使ってキッチリと締め付けました。


 (4月20日)ヘッド周りを完成させる為に簡易エンジンスタンドを装着しました。そしてカムの回転とオイルポンプを結ぶシャフトを装着。続いてカムを付けようとした時・・・・・・・悲しい出来事が発生しました(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)。カムチェーンの走るラインを間違ってヘッドを組んでしまっている(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)。これを治すにはメインオイルフィルターの軸を抜いてフィルターを外してチェーンの道筋を変える事になります。このメインオイルフィルターの軸はノックピンで抜けない様になっているのですがノックピンはヘッドを降ろさないと外せません・・・・。したがってせっかく組み上げてきましたがヘッドを降ろす事になりました。あまりの出来事で放心状態が続きました。初めての組み立てなのにちゃんと確認をしなかった自分が悔しいです。今日は分解はしてませんがヘッドガスケットを再利用もしくは買い直しが必要になりそうです。貧乏人には痛い出費(T_T)。


 (4月21日)悔やんでいても仕方ないのでヘッドを降ろす作業を開始です。木製エンジンスタンドですが固定箇所がヘッドの部分が有ったのでクランクケースでの固定に位置を変更しました。エンジン後部は木のブロックに載せていただけだったのをステーで固定。そしてヘッドのボルトを緩めてヘッドを持ち上げて外しました〜。スリーブは外れずにクランク側に残ってくれました。チェーンケーススペーサーはヘッドに引っ付いて上がってしまいました(^_^;)。ヘッドガスケットはそこそこ綺麗に外れましたが液体ガスケットを塗っていた関係で一部表面が剥がれた部分が有ります(T_T)。液体ガスケットを塗れば再利用は出来そうですが、今回は安全の為に新しくガスケットを発注しました(T_T)。チェーンケーススペーサー下部のパッキンは破けちゃったのでその部分だけ剥がしました。問題のカムチェーンはメインオイルフィルターを外して正しい経路に変更完了。まだ未装着だったクランクプーリーを組み立てました。スターターローラースプリング関係を新品で組み込み。ただし3カ所の内1カ所は死んでいるので以前と同じく2カ所だけの組み込みです。そして装着。そこそこのトルクで締め付けましたが本締めはエンジン搭載後に行いたいと思います。


 (4月22日)フロント周りのハーネスの被覆がボロボロだったので 2011/9/5 に一般的な黒いハーネステープで巻き直していましたが、シルバーのハーネステープを入手したので巻き直しました。ヘッドライトの配線も塗装の為に外したままだったので接続。ついでに以前に購入して未装着だったグロメットも装着です。


 (4月23日)昨夜に夜なべしてパッキンを切り出しました。シリンダースリーブガスケットのチェーンケーススペーサーの部分だけヘッド分離時に破けてしまったので、その部分だけ作りました。残っている部分との接合部は現物合わせで詰める予定です。クランク後部のオイルシールがオイルシールではない姿になっていたので交換しました。そしてフラーホイールを装着。固定ボルトが7.0kgトルクでの締め付けとの事だったのでグリスを塗って締めたのですが、サービスマニュアルを見ると緩み止めを塗布との事だったのでやり直して無事に固定。マニュアル通りフライホイールの振れもチェックしておきました。基準値0.02mmに対して内周や外周など何カ所か測定した所0.02〜0.05でしたが修正限度は0.30mmなのでOKでした。クラッチ板の芯出しはピッタリサイズの工具の枝が有ったので、そこそこ芯を出して装着出来ました。続いてミッション側の作業です。レリーズベアリングを外しました。そしてミッション前部のオイルシールを交換完了。レリーズベアリングを押し出すアームとシャフトの固定ボルトが折れていました。よくこんな状態でクラッチのON/OFFができていたものです(^_^;)。ここはSの持病の部分らしいです。新しいボルトで固定すればOKなのですが何か対策をしておくべきですかねぇ・・・。レリーズベアリングはショップさんが流用品を販売されていましたので購入。内径の違いをカラーで吸収させ、ベアリングとカラーを背面でプレートで受けるという流用方法です。クラッチカバーとの振れる面の径は一緒ですがベアリングの径は大きいですねぇ。今日は旧車仲間が遊びに来て下さり、温度調整式ファンスイッチの中古を下さいました。部品が足らなくて使えないかもしれませんがSの電動ファン化には必需品です。


 (4月24日)チェンジエクステンションを外しました。お掃除とOリングの交換です。しかし用意していたOリングの線径が足らず交換は断念。お掃除だけして元通りに戻しました。念のためシフトレバーを装着してギアチェンジが出来るかどうかも確認OK!。プロペラシャフトへの接続部分のオイルシールを交換。簡単に外れなかったので工具を買いに走りました(^_^;)。工具を使うと3秒で外れました。もがいていた30分はなんだったのだ・・・・。昨日発覚したクラッチレリーズアームの固定ボルトが折れていた部分。ピンを追加する事でトラブルを防げるそうなのでピンを買ってきて穴を開けて叩き込みました。噂通りシャフトが硬くて穴開けに時間が掛かりました。レリーズベアリングも装着しミッションの作業は完了です。


 (4月25日)チェーンケーススリーブ下部のパッキンですが、残っている部分との繋がりがピッタリになる様にカットしました。新規購入したヘッドガスケットセット。カムチェーンや各所のチェックを入念に行って組み付けました。ヘッドにカムを装着しクリアランスを測定すると・・・・・。狭い箇所が有る(T_T)。実際にブロックに装着した状態だと歪み等で変化が出るのかな?!。もしくはシムなどに組み付けグリスを塗布して組んだので、その厚みが出ちゃったかな?!。うーん。また研磨は面倒だなぁ・・・。昨日のクラッチレリーズアームの対策加工ですが、ピンが長いままだと接触する部分があって不具合があるので一度外して短くしてから打ち込みました。これでバッチリ!転がったままだったミッションとエンジンをドッキングさせました。その他、チェーンテンショナーやオイルフィルターなど装着しました。


 (4月26日)バルブのクリアランス。シムなどに塗布したグリス等を除去して測定しても狭くなった所は、やはり狭いままでした。ヘッド単体時に全て0.21mm(基準値0.20で+-0.02)にしていましたが組み付け後の測定では0.19が4カ所、そして0.18や0.17や0.16や0.13な所が・・・・この4カ所のシムを研磨して0.19〜0.20のクリアランスに仕上げました。そんなこんなでカムの脱着が激しかった為か、カムホルダーの固定スタッドボルトが舐めて抜けてきました(^_^;)。M8修正キットは持っていなかったので急いで買いに走って無事に修復しカムが収まりました〜。勢いに乗ってヘッドカバーを装着しました。ここはパッキンが無く液体ガスケットを塗る仕様です。洩れない様にオイルストーンで磨き、両面に薄く液体ガスケットを塗って装着。3/12に分解できなかったウォーターポンプ。ヘッドカバーが装着されたのでヘッドに装着し踏ん張れる環境でエイっと蓋を外しました。4/17にリビルドしていただいたウォーターポンプの蓋はヒーターホースの取り付けがイマイチだったので、本体と蓋を2個1して使う事にします。エキパイのガスケットはバイク用品店で探しましたが銅リングのタイプでは良いサイズが無かったので違うタイプを購入。洩れなきゃ何でも良いのですがコレだと洩れるのかな?!(^_^;)。エキパイを装着しようとすると木製エンジンスタンドに当たるので今日は断念。セルモーターを装着しました。ヘッドカバーが付いてプラグカバーも付けたので今にも動きそうに見えます〜(^_^)v


 (4月27日)エンジンスタンドの余分な木材をカットしました。これでエキパイが装着出来ました〜(^o^)。購入時からウォーターポンプの取り付け部のネジが2カ所なめていたので修正しておきました。燃料フィルターは社外品を以前と同じ場所に新調して設置しました。


 (4月28日)燃料ポンプからキャブまでの配管が、よく判らない状態です。外したパイプは変な曲がり(^_^;)。自分なりに曲げ加工して装着しました。ミッション後部のプロペラシャフトへの接続部分のフレキシブルジョイントですが、ボルトナットの位置がナットがフランジ側に来てボルトがゴム側に来る方が良いらしいので、ボルトを通しておきました。そしてエンジン搭載作業開始です!嫁に手伝って貰ってなんとか積む事が出来ました。勢いに乗ってどんどん外していた部品を装着です。シフトレバー・マフラー・ヒーターホース接続・ウォーターポンプ・メーターワイヤー接続・燃料ポンプ・バンパーなどなど。やっとゴールが見えてきました〜


 (4月29日)未装着だったクラッチマスターやレリーズシリンダーを装着しました。そしてオイルを充填しエア抜き完了〜。ブレーキの方も遠い車輪からオイル抜きを行っていきました。左後、右後、左前、右前・・・・・右前のブリーダーボルトを緩めようとすると、ポキッ・・・・・・折れちゃいました(゚_゚;) 左前も少し硬かったので怪しかったのですがまさか折れるとは・・・・。そういえばリアはデフ整備時に分解清掃を行っています。フロントはシリンダー内面のお掃除だけでシリンダーを外しての洗浄整備はしていません。あぁ・・・近々のイベント参加を目標にこの数ヶ月頑張ってきましたがブレーキ整備で落とし穴が有るとは・・・・(T_T)。折れネジ取りのエキストラクターで摘出を試みましたがエキストラクターが折れちゃいました。かなり頑固に固着して居るみたいです。泣いては居られませんので気持ちを落ち着かせてから家の中でチマチマ作業です。リューターで折れたネジの中心から少しずつ削っていき、ねじ山に僅かにボルトが残るくらいにしてスプリング状になったボルト?!を摘出しました。何度も繰り返して深くまで進んでいくとブリーダーボルトの先っちょがポロッと取れてくれました。先の当たり面を傷つけることなく摘出出来ました。ねじ山もOKそうです。これでブレーキは解決かなぁ〜。怪しい左前はエア抜きできているので、暇な時に分解洗浄してブリーダーボルトを交換しておこうと思います。


 (4月30日)昨夜に頑張ってリカバリーした右前ブレーキシリンダーを装着しました。ブレーキホースこていのアルミワッシャーは新品に交換。無事にオイルを充填しエアー抜き完了〜。どんどんと補記類を装着です。ダイナモを付けたりラジエターを付けたりサーモケースを付けたりデスビを付けたりプラグを装着したりバッテリーを付けたり・・・・。1年前に入手していた純正ホーンを簡単に塗装し直して装着しました。燃料ポンプ用のポイントですが機能を殺しているので中身のオイルまみれの部品を撤去しました。軸のオイルシールが弱っている模様です。カバーを液ガス併用で閉めてオイル漏れを防ごうと思います。


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